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    2024-04-29 12:02:00

    古くから「姑蘇」と呼ばれる蘇州は、長江の南の平野部に位置し、上海から高速鉄道でわずか30分ほどの距離だ。だが、ここには上海とは異なる気風がある。 

    蘇州人の足取りはいつもゆっくりとしている。朝、白壁に黒い瓦ぶき屋根の2階建ての建物が立ち並ぶ旧市街。早々に食材を買い終えたおばあさんたちは、急いで家に帰るのではなく、集まって世間話をしている。出勤する若者も、ゆっくりとを食べ終えてから、EVスクーターに乗って去っていく。路地の隅では、おじいさんが木の下に座ってのんびりと新聞を読んだり、茶を飲んだりしていて、ラジオからは蘇州評弾(三弦や琵琶の伴奏で蘇州方言を用いて地方の物語を歌う演芸)が流れている。籐椅子の足元に丸まった猫は、行き来する人々を気にせずすやすやと寝ている。 

    「上には天国、下には蘇州・杭州がある」ということわざがあるが、つまり、蘇州はまるで天国のように美しいところだという意味。13世紀、イタリア人冒険家のマルコ・ポーロは、蘇州を「東洋のベニス」と呼んだ。さらに、歴代の文人たちも、この町を愛し、2500年以上にわたる歴史の中で、蘇州を詠んだ数多くの詩を残した。 

     

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